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マウスピースで歯ぎしりから歯を守ろう!

寝ているときに歯ぎしりをするという方は少なくありません。

ぎりぎりと顎を動かす歯ぎしりは、寝ているご自身は気が付かなくても同じ部屋で寝ている方に指摘されることも多いですね。

ぎりぎりといった歯ぎしりをしていなくても、寝ている間に歯を食いしばっている方もいらっしゃいます。

起きたときに顎の筋肉が痛かったり、だるく感じる方は要注意です。

また、歯科医院で歯のすり減りが多いと言われる方も夜間の歯ぎしりや食いしばりが原因の可能性があります。

就寝時の歯ぎしりはコントロールが難しく、なかなかやめられないことが多いです。

歯ぎしりに対して、マウスピースを使った治療を行う場合があります。

今回は、歯ぎしり用のマウスピースとはどのようなものなのか、その効果についてお伝えします!

 

 

歯ぎしり用のマウスピースの種類

歯ぎしり用のマウスピースには、市販のものと歯科医院で作るものがあります。

歯科医院で作るものは樹脂でできた柔らかいソフトタイプと、プラスチックでできた固いハードタイプがあります。

 

市販のマウスピース

市販の歯ぎしり用マウスピースは、樹脂をお湯や電子レンジで温めて柔らかくしご自身で成型します。

歯科医院に行かず、手軽に購入できることがメリットですが、噛み合わせの細かい調整などはできません。

適合が悪いため違和感を強く感じる方もいらっしゃいます。

また合わないマウスピースを使うことで歯並びがずれてしまい、歯科医院にいらっしゃる方もいます。

マウスピースを使用する際は、歯科医院でご自身に合ったものを作ることをお勧めします。

 

 

歯科医院で作るソフトタイプのマウスピース

歯科医院で作製するマウスピースは、口の型どりをして作ります。

ソフトタイプのメリットは柔らかく取り外しがしやすいことと、違和感が少ないことです。

しかし、歯ぎしりの力が強い方は削れて穴が開きやすい場合もあります。

 

歯科医院で作るハードタイプのマウスピース

ハードタイプのマウスピースは硬いプラスチックの素材でできているため、慣れるまでは取り外しがしにくいこともあります。

ソフトタイプに比べて耐久性があり、薄く作ることもできます。

また、噛み合わせの細かい調整が可能でより顎の関節に負担の少ないような設計が可能です。

 

 

マウスピースの効果

ではマウスピースを使用すると、どのような効果があるのでしょうか?

 

歯のすり減りを防ぐ

歯ぎしり時の噛む力は、普段の5~10倍にもなると言われています。

毎日強い力で歯ぎしりをすることで歯の表面のエナメル質がすり減り、その中の象牙質が露出してきてしまいます。

これにより知覚過敏の症状が出ることもあります。

マウスピースを使うことで、歯の代わりにマウスピースがすり減ってくれて歯のすり減りを防いでくれます。

 

歯にかかる負担を分散する

歯ぎしりをすると、特定の歯が強くゆすられてダメージを受けます。

歯ぎしりの強い力を毎日受けることで歯にヒビがはいったり、歯周病が進んで歯がぐらぐらしてしまうこともあります。

マウスピースを付けることで歯にかかる負担を分散することができます。

 

 

詰め物や被せ物が壊れるのを防ぐ

歯ぎしりをすることで、歯の詰め物や被せ物が欠けたり壊れてしまうことがあります。

特に金属ではなくセラミックの詰め物・被せ物を入れている場合や、インプラント治療を行った方は要注意です。

歯ぎしりが原因で壊れることを防ぐため、マウスピースの使用が推奨されます。

 

 

顎関節への負担を軽減する

歯ぎしりをすることで顎やその周りの筋肉に負担がかかり、口をあけたときの痛みなどの顎関節症状が出る場合があります。

マウスピースを装着することで、顎への負担を軽減して顎関節症状が緩和される場合があります。

 

 

マウスピースを使う際の注意点

マウスピースがもたらす効果はおわかりになったと思いますが、使用するにあたり注意すべき点を次にあげます。

 

歯磨きの後に装着する

寝ているときは唾液の分泌が少なくなります。マウスピースを付けることで、よりむし歯のリスクが高まります。

マウスピースを付ける前にしっかり歯磨きをしましょう。

 

清潔な状態を保つ

マウスピースはお口の中に入れるものです。正しく管理しないと、細菌が繁殖したりカビが生えてしまったりすることもあります。

マウスピース用の洗浄剤もあります。正しく管理して、清潔な状態を保ちましょう。

 

定期的に歯科医院でチェックする

マウスピースを使っていると、すり減って噛み合わせが変わってくることがあります。

また、お口の中の状態が変わることで適合が変化し、痛みや歯ぐきの腫れの原因にもつながります。

合わないマウスピースを使っていると、痛みの原因になるだけではなく歯並びや歯周病にも悪影響を及ぼす場合があります。

定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

 

 

まとめ

睡眠時に歯ぎしりや食いしばりをしている方の割合は5~15%と言われますが、実際は90%近い方が歯ぎしり・食いしばりを行っているともいわれています。

睡眠時の歯ぎしりは、歯や顎、歯の詰め物被せ物など多くに悪影響をもたらします。

マウスピースは歯ぎしりの負担を軽減するために有効です。

ぜひ歯科医院でご相談ください!

 

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