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口臭予防のためには何をする?

口臭について

口臭は自分では気が付きにくく、他人に相談しにくいことがあります。

また、他人の口臭を感じても指摘しにくいことが問題です。

自分が口臭があるかどうかは、実際に歯科医院にて口臭を測定する装置を用いて客観的に確認する事ができます。

しかし、口臭を予防・改善することは個人レベルでもできる事があります。

それらについて確認して気になる方は実践してみましょう。

まずは口臭の予防や対策について確認する前に口臭についての基礎を確認しましょう。

 

口臭の種類

口臭はその種類により大きく3種類に分類されます。

1、生理的口臭

2、病的口臭

3、外因的口臭

以上に分けられます。

それ以外に口臭がないにも関わらず、口臭を気にしてしまう方がいます。

これらはその状態により仮性口臭症や口臭恐怖症と呼ばれます。実際には口臭がないまたは少ないにも関わらず口臭治療を希望される方です。

心因性の問題のことが多く、他科への依頼をすることがあります。

生理的口臭は誰にでも起こり得る口臭です。

寝起きや空腹時、女性であれば生理前後などホルモンバランスの乱れが起因となる口臭です。

生理的口臭は唾液の分泌量が関係します。

病的口臭は虫歯や歯周病、全身疾患が関連する口臭です。基本的には口の中の細菌が原因となる口臭で、強い匂いとなります。

外因的口臭は飲食物やタバコなどの嗜好品によるものが多いです。

 

口臭の原因

原因として関係するのは唾液の分泌量と口腔内の汚れと歯や歯ぐき、全身の疾患が考えられます。

唾液の分泌量が減ってしまう起床時や就寝時、緊張時の口臭は仕方がない部分があります。

問題は後者です。適切な治療を行わなければ改善することが難しいかもしれません。

歯や歯ぐき周りの汚れの除去、舌の汚れの除去、虫歯や歯周病の治療がそれに該当します。

 

 

 

口臭予防・口腔環境改善法

口臭は歯科医院で治療をすることによって改善することもありますが、個人レベルで予防することもできます。

口臭治療の一環にもなるので歯周病や虫歯などが原因でない場合には、自分で口臭対策ができるかもしれません。

個人で行える予防法や改善法を確認していきましょう。

 

汚れ取り

口臭の原因は主に細菌です。

つまり汚れを除去していけば改善する可能性があります。口の中全体の清掃により口臭の改善を図りましょう。

歯はもちろん歯ぐき周囲の汚れ、舌の汚れの除去も効果的です。

歯ブラシだけではなく、舌専用のブラシもあります。

普段の歯磨きに追加してフロスや歯間ブラシ、マウスウオッシュの使用も効果が期待できます。

 

唾液分泌促進

生理的口臭に関わる唾液の分泌に対するアプローチは効果的と思われます。

唾液は加齢に伴い分泌量も落ちてきます。ドライマウスと言って口の中が常時乾いてしまう方も高齢の方に多いです。

対策として耳の前にある耳下腺、顎の下にある耳下腺や顎下腺のマッサージは唾液の分泌を促します。

唾液の分泌は全身疾患や服用薬によっても減少します。

マッサージだけでは口の中が乾く感じがする場合には人工唾液の使用やガムを噛むなど唾液の分泌を向上させるものや唾液の代わりになるものを使用することを検討するのも良いでしょう。

 

避けるべきことは?

口臭対策において行わない方が良いこともあります。

例えば、コーヒーやキャラメル、アメなどによって口臭を誤魔化すことです。

応急的に一時的に行うのであればまだ許容できますが、毎回それらに頼ることはよくありません。

口臭をかえって悪くさせる事があります。

コーヒーは歯の着色や汚れの付着を助長させやすく、甘い飲食物も同様に汚れを停滞させやすくしてしまいます。

結果として病的口臭を増加させてしまうかもしれません。

言わずもがなですが、匂いの強い飲食物(例:ニンニクやカレーなど)を避けることも口臭が気になる場合は控えましょう。

 

 

 

歯科医院での口臭対策

個人レベルでの口臭対策を確認しましたが、それでもなかなか効果が得られない場合や口臭が気になる場合には歯科医院にて確認してもらうことも可能です。

生理的口臭レベルであれば、個人レベルでの対策にて改善が見込まれますが、病的口臭の場合には治療が必要なことが多いです。

口臭の確認には口臭測定器を使用する事があります。これにより客観的に口臭に関わる成分の検出が可能です。

では歯科医院でどのような対策を行うのでしょうか?

 

セルフケアの見直し

口腔内が口臭の原因である場合には、虫歯や歯周病の治療にて改善を図ります。

しかし、それと平行してセルフケアの見直しも重要です。

普段の歯磨きは口臭予防や改善方法でもありますが、歯周病治療の一環でもあります。

セルフケアがきちんと出来ていないと口臭も改善しにくい事があります。

歯磨きの指導で個々人の磨けていない不得意部分を指摘してもらうようにしましょう。

 

虫歯や歯周病治療

歯科医院では患者さん自身で改善できない虫歯や歯周病治療を行います。

虫歯により歯の崩壊が大きければその部位に食物が停滞しやすく、細菌が多数あることになり口臭の原因となります。

歯周病治療では歯石取りや深い歯周ポケットに対しての外科治療なども行います。

細菌が停滞しやすい環境の改善により口臭も改善されやすくなります。

 

病的口臭で口腔領域以外が原因の場合

病的口臭はもちろん口の中が原因している場合が多いです。

しかし、中には胃腸や喉鼻領域の疾患が原因のこともあります。

歯科領域の治療や口臭改善方法を試しても口臭が改善されない場合には内科や耳鼻咽喉科の紹介をすることもあります。

 

 

 

まとめ

口臭の個人での改善法や治療方法などを確認しました。

口臭に限らず、まずは原因を探すことが大切です。

生理的な口臭は個人レベルでの口腔内改善方法で良くなることがあります。

病的な口臭になると個人での対策も必要ですが、歯科医院での治療も必要になることがあります。

歯科医院では口臭測定器などの機器で数値化して検査することも可能です。

気になる方は、一度確認してもらいましょう。

 

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