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歯みがきのコツ!歯医者さんが教える歯みがきのポイント

みなさんは自分の歯みがきに自信がありますか?

また、正しい歯みがきの仕方を習ったことはありますか?

しっかりみがけているかどうか、わからないままみがいている方もいるかもしれません。

今日は歯みがきのコツについてお話します。

 

 

歯みがきの役割

みなさんはどうして歯みがきをしているのでしょうか。

歯みがきは、歯についた汚れを取るものですが、歯についた汚れを取ることでどのような効果があるのでしょうか。

歯みがきをする理由はいくつかあります。順番にお話しましょう。

 

 

歯周病の予防

歯みがきで汚れを取り除くことで歯周病を防ぎ、歯を守ることができます。

口の中にたまる汚れ(プラーク)は細菌の塊です。

この細菌の塊をしっかり落とすことで歯周病を予防します。

歯周病は細菌の出す毒素に抵抗しようとして炎症を起こし、汚れのついている歯を抜けるように歯を支える骨を溶かしていく病気です。汚れが取れれば、歯がグラグラになる炎症を抑えることができます。

 

 

むし歯の予防

口の中にたまる汚れは細菌の塊だとお話ししましたが、この細菌の中には糖を分解して酸を作る菌も存在します。

その酸性になった汚れが歯を覆っておると歯は溶けてむし歯になります。

むし歯予防には食生活習慣の改善とフッ素の使用が重要ですが、この汚れを取り除くことも同じく重要です。

 

 

口臭の予防

歯みがきは口臭を予防するのにも役立ちます。

口内の汚れや食べカスが残っていると、それが原因で口臭が発生することはもちろん、歯周病による炎症も口臭の原因になります。

口臭は他人とのコミュニケーションの自信をなくし、社会生活に影響が出る可能性があります。歯みがきで口の中を清潔に保てば、口臭の原因を取り除くことができます。

 

 

着色汚れなどの見た目の改善

歯みがきは歯を白く保つ助けにもなります。

さらに、汚れが残っていて歯周病になれば、歯ぐきは真っ赤に腫れます。そのような点からも汚れを取って炎症のない歯ぐきを保つことは見た目の面でも大切です。

歯みがきをすることで、より美しい笑顔を保つことができます。

 

 

 

 

歯みがきのコツ

では、歯みがきのコツはあるのでしょうか。効率よく歯みがきを行うコツを一つづつお話していきます。

 

 

歯みがきの道具選び

まず始めに歯みがきをする「道具」についてお話します。

 

・歯ブラシ

歯ブラシの硬さは「ふつう」のもので良いですが、炎症があって痛くて当てられない場合は柔らかめのものを選びましょう。

ブラシのサイズは口の中の大きさや、歯の長さによっても変わります。

奥まで入れるのを考慮すると、小さい物の方がよく届きますが、効率よくみがくには、ある程度大きい物を選んだ方がいいと言われています。

また歯ブラシは使っているうちに毛先が開いたり雑菌が湧くので、1ヶ月ごとに新しいものに交換してください。

電動歯ブラシは手動ブラシに比べて効率的にブラッシングできるため時間短縮につながりますが、ヘッドの大きいものが多くみがけていなくてもみがいた気にもなりやすいです。

しっかりブラシが当たっていなければ電動歯ブラシに変えてもみがけていないのは変わらないということに注意してください。

 

・歯みがき粉

歯みがき粉は研磨剤の役割もします。

ねばねばの汚れや着色を取るためには、研磨剤の入った歯みがき粉を使うことで効率よく汚れを落とすことができます。

しかし、象牙質という歯のやわらかい部分が出ている方や、かぶせ物によっては傷がついてしまう恐れのある方は、研磨剤の入っていない物や「歯みがきジェル」を使った方がよいかもしれません。

むし歯予防のために、フッ素が有効濃度配合されているものを選びましょう。

 

・フロスや歯間ブラシ

歯と歯の間や歯ぐきの溝など、歯ブラシだけでは届かない部分はたくさんあります。

そんな部位の汚れを取り除くのがフロスや歯間ブラシです。

フロスや歯間ブラシを選ぶ時には、自分の歯の隙間の大きさや使用しやすいかどうかで選ぶことが大切です。

歯間ブラシはサイズが様々あり、ブラシの部分が歯間にスムーズに入るけれども、ゆるすぎないサイズが適切です。

太すぎると歯ぐきを傷つける恐れがあり、細すぎると十分に汚れが取れない可能性があります。

また、使いやすいハンドルの形を選ぶことも大切です。歯間ブラシのハンドルは、ストレート型、L型、調整可能型など様々あり、使いやすいものを選びましょう。

さらに、ブラシ部がゴムでできたものもあります。ゴムのものは食べかすは取れるかもしれませんが、ねばねばした汚れはしっかり取ることが難しいので注意しましょう。

 

 

効果的な歯みがきの方法

道具が用意できたら歯みがきを実践していきます。

歯みがきのポイントをお伝えしていきます。

 

・みがき方

歯の汚れは、つきやすい部位とつきにくい部位があります。

歯はつるつるの表面とへこみや溝があります。

実は歯の一番膨らんでいるつるつるの表面にはあまり汚れがたまらず、一番よくたまるのが歯と歯ぐきの境目です。ここは歯ぐきに接する部分なので、みがき残しは歯ぐきの炎症を起こし、歯周病につながります。

さらに、歯と歯の間は歯ブラシの届かない部分なので、フロスや歯間ブラシを使ってきれいにしましょう。歯みがきの前でも後でも構いません。

奥歯の噛む面は溝も多く、汚れはたまりやすいと思いますが、噛みあう歯があり、しっかり食べ物をかんでいると、汚れはあまりつきません。しかし一度付着すると溝の汚れは歯ブラシでは中々取れませんので、溝のむし歯が心配な場合はしっかりみがくことはもちろん

口呼吸の人は、前歯の表面が特に乾いて汚れがこびりつきやすいです。意識してみがきましょう。

 

・みがく時間

フッ素の効果を得るためには、1日2回みがき、1回のブラッシングは少なくとも3分以上みがくように推奨されています。

しかし、それでは歯周病を予防するために汚れを取るには不十分な時間になります。

歯と歯ぐきの境目をしっかり丁寧にみがき、噛む面をある程度みがいても5分以上はかかるでしょう。そしてそれに歯間ブラシやフロスをやれば、もっと時間はかかると思います。

 

・みがくタイミング

少なくとも1日2回、可能であれば毎食後みがきましょう。

特に寝ている間には唾液の分泌が少なくなります。

唾液には抗菌効果や汚れを洗い流す効果などがあり、夜間の口の中の環境は悪くなるため、必ず寝る前に歯をみがきましょう。

また寝ている間に繁殖したばい菌は、起床後の歯みがきで落すのが全身の健康にもつながります。

汚れが付いたままだと、朝食と一緒にばい菌まで食べてしまうことになりますので注意しましょう!

 

 

・定期的にチェックを受ける

歯みがきはいつも同じようにしっかりやっているつもりでも、誰にでもみがき癖があったり、体調の変化でしっかりみがけなくなることもあります。

みがけなくても、「どこがみがけていないか」を定期的に知ることはそれだけでみがき方の改善につながります。

 

 

 

 

まとめ

試してみたい歯みがきのコツはありましたか?

みがいているつもりでもみがけていない、という方はよくいらっしゃいます。

ただ時間をかけるだけでなく、どこに汚れがたまりやすいか、どんな道具を使ってどのようにブラシを当てたらよいかを知ることで、効率よく効果的にみがくことができます。

ぜひ歯科医院にチェックしに来てください。

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