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年を取ったらみんな入れ歯になるの!?

「入れ歯」と言えば、お年寄りの象徴のように感じますが、年を取ったら誰もがみんな歯を失くし、入れ歯になるのでしょうか?

 

診療室でも若くして歯を失い、入れ歯の説明をすると「今の年齢で入れ歯というのは抵抗がある」「入れ歯は年寄りのものだよね」と言われることがよくあります。

加齢により歯が抜けるのは避けられないの?歯が抜けたら入れ歯にしないといけない?

 

今日は年齢と入れ歯の謎についてお話します。

 

 

入れ歯ってどのくらいの人が使っているの?

入れ歯の使用率は国や地域、年齢層によって異なりますが、厚生労働省による調査では60歳以上の約40%が一部または全ての歯を失っており、そのうちの多くの人が部分入れ歯または総入れ歯を使用していると言われています。

 

 

入れ歯を入れている人はどんな人?

入れ歯を使用する可能性が高くなるのはどんな人でしょうか?

 

高齢者

高齢者は歯を失うリスクが高く残っている歯も少ないため、入れ歯の使用率も高くなります。

 

口の中が不衛生な人

適切な口腔ケアができていないと、むし歯や歯周病のリスクが増え、歯を失う可能性が高まり、入れ歯の使用率も高くなります。

 

歯科医院に通いづらい地域の方

歯科医療へのアクセスが難しい地域では、歯を失うことが多く、入れ歯の使用率が高くなると言われています。

 

経済的な問題

経済的な制約がある場合、歯科治療を受けることが困難なこともあります。その結果、歯を失うリスクが高まり、入れ歯の使用率が高くなることがあります。

 

 

 

歳を取ったらみんな入れ歯になるの?

しかし高齢者が必ずしも入れ歯を使用するわけではありません。

 

近年、歯科医療の進歩と予防歯科の普及により、多くの高齢者が自分の天然の歯を保つことができています。

つまり、定期的な歯科検診や適切な口腔ケアにより歯を長く健康に保つことが可能なのです。

 

 

 

入れ歯が嫌な時はどうしたらいいの?

年齢を重ねると歯の一部を失うことはありますが、入れ歯が嫌な場合他の方法を検討することもできます。

 

 

インプラント

インプラントは、あごの骨に歯の根っこの代わりとなるチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。

ただし、人工歯根を埋め込める骨が無かったり全身疾患があったりと制約がある場合などは、インプラントができない場合があります。

 

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣にある歯を削って支えにして橋渡しのようにすることで、歯のない部分に人工の歯を固定する方法です。

ただし、両隣の歯がゆれていたり、根っこが短かったりと支えとして使えない場合、また両隣の歯がない場合などはブリッジができない場合があります。

 

 

 

入れ歯を避けるにはどうしたらいい?

入れ歯以外の人工の歯を入れることを考えるのではなく、歯を失わないように予防して入れ歯を避けることが重要です。

 

歳を取ったら必ずしもみんなの歯が抜けるわけではありません。歯の喪失は老化の一部として自然に起こる現象ではなく、主に口腔衛生状態や生活習慣に影響される事が大きいです。

歳を取っても健康な歯を保つための重要なポイントはどんなことがあるでしょうか。

 

定期的な歯科検診

歯医者で定期検診を受けることで、むし歯や歯周病などの早期発見と治療が可能になります。それぞれのお口の状況に合った間隔で定期検診を受けることが大切です。

 

適切な口腔ケア

歯を失う原因であるむし歯や歯周病を防ぐため、歯ブラシや歯みがき粉の選び方、フロスや歯間ブラシの選び方、また磨き方にも気を配りましょう。

定期的な歯科検診を受けることで、自分の歯磨きの癖などを知ることができます。

 

健康的な食生活

栄養バランスの取れた食事を心がけ、歯周病に対する免疫力を高めましょう。また、甘い飲み物やお菓子の摂取を控え、むし歯を予防することも大切です。

 

健康的な生活習慣

喫煙は歯周病のリスクを高めるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすため、タバコは控え、ストレスを軽減するような適度な運動やリラクゼーション法を取り入れましょう。

 

 

 

まとめ

入れ歯の使用率は、特に高齢者において高くなっていますが、適切な予防とケアを行うことで歯を失うことを防ぐことができます。

定期的な歯科検診と日常の口腔ケアを徹底することで、入れ歯を必要としない健康な歯を維持しましょう。

また、歯を失ったとしても入れ歯以外の方法で人工の歯を入れることができることもありますが、日常的な予防と歯科医院での定期的な歯科検診を受け自分の歯を守ることが一番です。

もし歯を失ってしまった場合は、自分に合った治療法を相談してみてください。

 

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