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インビザラインでなぜ歯並びが良くなる!?歯が動く仕組みと治療の原理

「インビザライン」という歯の矯正治療の方法を聞いたことがありますか?

これは、1人1人に合わせてオーダーメイドで作ったマウスピースで矯正する方法の一つで、アライン・テクノロジー社が開発したものの名前です。

 

この「マウスピース型カスタムメイド矯正装置」はインビザライン以外にも様々な装置がありますが、マウスピースをはめるだけで本当に歯並びがよくなるのでしょうか。

 

以前のブログでインビザラインがどういったものかはお話しましたが、

今日は、インビザラインで歯が動く仕組みと治療の原理についてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

インビザラインとは?

インビザライン(Invisalign)は、透明で取り外し可能な矯正装置(アライナーと呼ばれるマウスピースのようなもの)を使用して歯並びを整える歯科矯正治療の一種です。

 

金属製のワイヤーなどを使用せずに歯を移動させるため、見た目がほとんど気にならないという利点があります。

まず、インビザラインの仕組みや利点、治療方法について詳しく説明します。

 

 

インビザラインの仕組み

インビザラインは、1人1人の歯並びに合わせてオーダーメイドされた透明なアライナーを使って歯を移動させます。

 

インビザラインは光学印象というデジタルスキャナーで歯をスキャンして取り込み、患者さんの歯の現在の位置から目標の位置を設計します。

その後、現在の歯の位置から目標の歯の位置になるまで歯に一定の圧力をかけるように歯の動きを段階的に数十段階計画します。

 

そしてその段階ごとの歯に合わせたアライナーを数十枚作ります。

それぞれのアライナーは前のアライナーよりもわずかに進んだ位置に歯を動かす形になっています。この段階的な移動が歯に圧力をかけ、歯を徐々に目標の位置に動かします。

患者さんは1週間ごとに新しいアライナーに交換し、少しずつ歯を目的の位置に移動させていきます。

 

 

インビザラインの利点

①目立たない

インビザラインは透明な素材で作られているため、装着中でも目立ちにくく、矯正治療中の外見を気にすることなく、日常生活を送ることができます。

 

②取り外せる

アライナーは簡単に取り外せるため、食事や歯磨きの時に外すことができます。そのため歯みがきがしやすく、口の中を清潔に保ちやすいです。

 

③快適

インビザラインは1人1人に合わせて作るため、お口の中にフィットしやすく、痛みや不快感が少ないです。

 

④治療後が予測できる

デジタル技術を使用して治療計画が立てられるため、治療の進行状況や最終的な結果を事前にシミュレーションすることができます。

 

 

インビザラインの治療法

①初回診察

歯科医師が歯並びを評価し、インビザラインが適しているかどうか診断します。

診断や治療のためにお口の中をスキャンしたり、レントゲン写真を撮影したりします。

 

②治療計画の作成

収集されたデジタルデータをもとに、インビザラインの専用ソフトウェア(ClinCheck)を使用して治療計画を作成します。治療の進行状況や最終的な歯の位置をシミュレーションします。

 

③アライナーの作成

アライナーが作られます。通常、数十枚のアライナーが用意され、1日20〜22時間(食事と歯みがき以外の時間すべて)装着します。1週間ごとに新しいアライナーに交換します。

 

④矯正治療の進行チェック

定期的に歯科医師のチェックを受けながら、進行状況を確認します。また必要に応じて、治療計画の調整が行われます。

 

⑤保定期間

治療が完了した後も歯が元の位置に戻らないようにリテーナーと言う、歯をその位置で固定するためのマウスピースを使用します。

 

 

 

 

インビザラインとワイヤー矯正の違い

インビザラインと従来のワイヤー矯正はそれぞれ利点欠点があります。

 

 

見た目

インビザラインは透明なプラスチック製のアライナーを使用するため、装着していることがほとんど目立ちませんが、ワイヤー矯正は金属製のブラケットとワイヤーを使用するため、装着していることが明らかにわかります。

 

 

装置の快適性

インビザラインのアライナーは取り外しができ、食事や歯磨きの際には外すことができますが、ワイヤー矯正は固定されており、取り外すことができません。

また、アライナーは口の中を傷つけることは少ないですが、ワイヤーは口の中に当たって擦れることがあり、不快感や痛みが出ることがあります。

 

 

治療期間

インビザラインのアライナーは1週間ごとに自分で新しいものに交換します。そのため、装着できなかったり交換できなかったりすると治療が進みません。

ワイヤー矯正は調整は4〜6週間ごとに行われ、自分で取り外しできないのでしっかり通うことができれば治療を進めることができます。

 

 

口の中のケア

インビザラインは食事や歯磨きの際にアライナーを外せるため、日常の歯みがきなどのケアがしやすいです。

ワイヤーは固定されているため、食物のカスが詰まりやすく、特別な歯磨き道具がひつy

 

 

 

 

まとめ

インビザラインは、段階的なアライナーの使用をすることで、歯に持続的かつ適切な力をかけ、歯を新しい位置に移動させる治療法です。

この治療法は、歯の型をデジタルスキャンしたデータに基づいて作られます。

これにより、効果的かつ効率的に歯を移動させることができます。

インビザラインが気になる!という方は、ぜひ歯科医院でご相談ください。

 

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